2023.08.27 2023.09.02

TED要約:ワン・セカンド・エブリデイ

marugotoyoten

アメリカの映画監督、起業家、スピーカーであるセサークリヤマが「ワン・セカンド・エブリデイ」について語りました。この動画の要点と要約をまとめました

スピーカー

セサークリヤマ

専門分野:アニメーション
経歴:1SecondEverydayInc.を設立し、アプリケーション「1SecondEveryday」を開発。ユーザーは毎日1秒のビデオを記録し、それらを時系列に編集して1つの映画にまとめることができる。NYU、ハーバード大学、プラット・インスティテュートでアニメーションの講義を行っている。

３つの要点

要点１
時間とインスピレーションの力を感じることが重要である。
要点２
視覚化は記憶を呼び起こすために重要であり、1秒だけでその日を思い出すことができる。
要点３
良い日と悪い日の両方を記録することが重要であり、悪い時を経験することで良い時をより大切にすることができる。

要約

時間とインスピレーションの力
私は広告業界で働いていましたが、いつも疲れて自分の創造的なプロジェクトのために時間が足りませんでした。しかし、StefanSagmeisterのTEDトーク「Thepoweroftimeoff」を見て考えが変わりました。彼のアイデアに触発されて、私は7年ごとに1年間の休暇を取ることにしました。その最初のプロジェクトは「OneSecondEveryDay」で、毎日の1秒を記録して連続したビデオにまとめます。このプロジェクトは私の経験を思い出させ、毎日を興味深くする励みになっています。

思い出の視覚化と携帯電話文化への抗議
時間が経つにつれて、日々がかすんでいき、私は何をしたか覚えていないことに嫌気がさしました。だからこそ、視覚化は記憶を呼び起こすために重要です。「OneSecondEveryDay」は、1秒だけでその日を思い出すことができるようにしてくれます。また、これは携帯電話でコンサート全体を録画する文化に対する私自身の抗議でもあります。たった1秒だけを捉えることで、技術に飲み込まれずに記憶を保存することができます。

ロードトリップと良い日と悪い日の鑑賞
3ヶ月間のロードトリップ中、私は良い瞬間と悪い瞬間の両方を記録することの重要性を実感しました。ハイライトを捉えるのは簡単ですが、困難な時期を覚えておくことも同じくらい重要です。特に義姉が重病になり、私は兄とともに彼女の苦難を共にしました。悪い日の1秒を記録することで、良い時をより大切にし、人生が常に完璧ではないことを思い出させてくれます。

プロジェクトの共有と一日を忘れないこと
もし何千人もの人々がこのプロジェクトに参加したら、面白くないでしょうか？それぞれの人が独自の解釈を持ち、1日を思い出すための1秒を共有できるのです。ポケットにHD対応のカメラがある今、これらの瞬間を捉えることは容易です。特定の日付を検索して、世界中の人々の生活のストリームを見ることができると想像してください。このプロジェクトには無限の可能性があり、皆さんには毎日自分の人生の小さな断片を記録することを奨励します。そうすれば、一日も忘れられることはありません。

▼今回の動画