2023.06.17 2023.09.02

TED要約:「いつやるか？今でしょ！」先延ばし克服のためのエッセンス

marugotoyoten

ブログライター・講演家であるティム・アーバンが、「先延ばしする人の心理」というテーマについて語りました。この動画の要点と要約をまとめました。

スピーカー

ティムアーバン

出身:アメリカ
専門分野:ブログライティング、スピーキング
経歴:ハーバード大学を卒業し、初期のキャリアでは数々のスタートアップを立ち上げる。特に「Wait But Why」のブログは大成功を収め、毎月何十万もの訪問者を引き寄せる。現在はブログの執筆と講演活動に専念している。

３つの要点

要点１
先延ばしは、「長期的な目標」よりも「短期的な快楽や気晴らし」を満たそうとする誘惑によって引き起こされる。
要点２
締め切りのないタスクほど先延ばしをしやすい。しかし先延ばしを続けると、不満や後悔、人生の不幸を招くリスクがある。
要点３
対策として、自身の先延ばし癖を認識することが大切である。「今」すぐに先延ばしを克服しよう。

要約

[1] 先延ばしの心理学：計画者と猿
このスピーチでは、私たち全員が経験する「先延ばし」について詳しく説明します。私たちの頭の中に存在する二つのキャラクターを用いて考えてみましょう。それは「理性的な計画者」と「即時満足猿」です。計画者は物事を順序良く進めることを好みます。一方、猿はすぐに楽しみたいという欲望にかられます。私たちは計画者のアドバイスに従い、タスクを予定通りに進めようとするはずです。しかし、多くの場合、猿の魅力に引き寄せられ、仕事を先延ばしにし、時間ギリギリで急ぐことになります。私が大学の論文を書いていたときもそうでした。

[2] パニックモンスター：締め切りの恐怖と行動の引き金
私たちは、猿の誘惑の中でどうやって物事を達成するのでしょうか？答えは新たなキャラクター、「パニックモンスター」の出現にあります。パニックモンスターは、締め切りが迫っているときや、みんなの前で恥をかく可能性があるときに現れます。そして私たちが行動を起こすための十分な不安を作り出し、計画者が再び主導権を握るようになります。このシステムは締め切りに依存しています。締め切りがあるとき、パニックモンスターが助けてくれるのです。

[3] 締め切りのない問題：遠大な目標と不幸のリスク
しかし、締め切りがないときはどうでしょう？
長期的なキャリアの目標、人間関係の維持、健康の管理など、明確な締め切りのないことについては、パニックモンスターはほとんど動きません。そのため、私たちは手を付けずに物事を先送りにする傾向があります。その結果、長期的な不満や後悔、さらには不幸を引き起こしてしまう可能性もあります。これは先延ばしの危険な側面でもあります。

[4] 先延ばし：その認識と対策
結論として、先延ばしは我々全員に影響を及ぼし、締め切りがないときにはその結果が厄介になります。重要なのは、特に猿によって引き起こされる「先延ばし癖」に気づくことです。この認識は、先延ばしをうまく対処するための第一歩です。私たちの人生は限られた時間しかありません。だからこそ、自分が今何を先延ばしにしているのか、理解することが大切なのです。いつでも行動を起こすのに最適な時間は今だと言われています。先延ばしを克服する旅を今すぐ始めましょう。

▼今回の動画