2023.08.28 2023.09.03

TED要約:アフリカが発展し、気候変動と戦うために必要なエネルギー

marugotoyoten

ローズ・M・ムティソが「アフリカが発展し、気候変動と戦うために必要なエネルギー」について語りました。この動画の要点と要約をまとめました

スピーカー

ローズ・M・ムティソ

専門分野:None
経歴:None

３つの要点

要点１
グローバルなエネルギー格差が存在する。
要点２
豊かな国々は気候変動に取り組む方法を制限している。
要点３
アフリカは気候変動の加害者ではなく、被害者である。

要約

グローバルなエネルギー格差
世界中には、エネルギーを持っている人々と持っていない人々の間に驚くべき格差があります。豊かな国々は手頃な価格で信頼性のあるエネルギーにアクセスできる一方、アフリカや他の地域の数十億人は十分なエネルギーがなく、より良い生活を築くことができません。このエネルギー格差は、これらの人々が世界の他の地域からますます遅れをとる原因となっています。

気候変動へのアプローチの矛盾
豊かな国々は豊富なエネルギーを持っている一方で、誰もが同じ方法で気候変動に取り組むべきだと当然のことと考えています。彼らは貧しい国々への資金提供を再生可能エネルギーに限定し、彼らの開発の意欲を制限しています。しかし、アフリカは発展する必要があり、残りの炭素予算で優先されるべきです。豊かな世界は自らの排出量を劇的に削減する一方で、アフリカに短期的により多くの炭素を生産する余地を与える必要があります。

アフリカの気候変動への役割
アフリカは気候変動の加害者ではなく、被害者です。極端な天候の影響を最も受けているにも関わらず、アフリカ全体の排出量は世界全体の1％未満です。アフリカは気候変動に対抗するためにより多くのエネルギーを必要としており、適応と強靭化の取り組みはエネルギーを大量に必要とします。貧しい国々に対して減少措置を課すことは経済的格差を広げるだけでなく、エネルギーの人種差別を生み出します。

脱炭素化の責任の維持
皆がゼロカーボンの未来に向けて働く必要があります。移行の過程で、アフリカや他の貧しい国々は残りの炭素予算の割り当てを受けるべきです。豊かで高排出の国々は自らの経済から脱炭素化の道をリードする必要があります。気候変動に対して流れを変えるのは私たち全員の責任であり、失敗はアフリカで天然ガス発電所を建設することではなく、世界共同体の行動不足によるものです。

▼今回の動画