2023.08.31 2023.09.03

TED要約:ポエトリー、音楽、アイデンティティ

marugotoyoten

ホルヘ・アブネル・ドレクスラー・プラダはウルグアイのミュージシャン、俳優、耳鼻咽喉科医であります。であるホルヘ・アブネル・ドレクスラー・プラダが「ポエトリー、音楽、アイデンティティ」について語りました。この動画の要点と要約をまとめました

スピーカー

ホルヘ・アブネル・ドレクスラー・プラダ

専門分野:耳鼻咽喉科
経歴:2004年、彼は映画『モーターサイクル・ダイアリーズ』の楽曲「アル・オトロ・ラド・デル・リオ」を作曲し、初めてのウルグアイ人としてアカデミー賞を受賞しました。

３つの要点

要点１
デシマはスペインで発明され、アメリカに渡り、今でも私たちの伝統的な文化に存在している。
要点２
デシマは独特の音楽性を持っており、アフリカ起源のリズムパターンであるミロンガと結びついている。
要点３
デシマやミロンガは異なる文化に根付いており、多様性を受け入れることが重要である。

要約

歌の誕生
2002年、私は教師のホアキン・サビナと一緒にマドリードにいた時、彼は私に歌に入れるための4行をくれました。これらの行は、チーチョ・サンチェス・フェルロシオによって書かれ、私に深く訴えかけました。ホアキンは、この歌のスタンザをデシマという複雑なスペインの詩形で書くように私に挑戦しました。デシマは1591年にスペインで発明され、後にアメリカに渡り、今でも私たちの伝統的な文化に存在しています。異なる国々で独自に発展しているにもかかわらず、デシマは同じ韻律と行構造を保っています。

デシマの音楽性
デシマは、10行と特定の韻律を持つため、複雑に思われるかもしれませんが、400年以上も生き残ってきました。それは説明するのが難しい独特の音楽性を持っており、聞くと感じることができます。私は歌のために書いたデシマを朗読し、観客に韻律の音楽性に注目するように頼みました。デシマの音楽性は、アフリカ起源のリズムパターンであるミロンガと結びついており、世界中のさまざまな音楽スタイルに影響を与えています。

アイデンティティの複雑さ
私がデシマで書いた歌は、私自身がイスラエル・パレスチナの紛争との関わりからインスピレーションを受けました。ユダヤ教とキリスト教の混合した背景から来る私は、対立する側との理解や共感の難しさを目撃しました。アイデンティティは無限に複雑であり、近づけば近づくほど微妙なニュアンスや詳細が現れます。デシマ、ミロンガ、さまざまな音楽スタイルは異なる文化に根付いており、純粋さは視点の問題であることを示しています。

多様性の受け入れ
私たちのルーツを知り、歴史を理解することは重要ですが、同様に重要なのは、私たちが単一の場所からだけでなく、さまざまな影響を受けた混合物であることを認識することです。根本的には、私たちは完全に一つの場所からではなく、どこからでも少し持っているのです。この気づきは、メキシコの若い音楽家との会話の中で私に訪れました。彼はデシマを通じてメキシコのアイデンティティの純粋な起源を守り誇りに思っていました。私たちは多様性を受け入れ、自分たちのアイデンティティが多面的であることを理解しなければなりません。

▼今回の動画