2023.09.12

TEDx要約:教室における黒人経験の力

marugotoyoten

アフリカ系アメリカ人研究の准教授であるキース・A・メイズが「教室における黒人経験の力」について語りました。この動画の要点と要約をまとめました

スピーカー

キース・A・メイズ

専門分野:アフリカ系アメリカ人研究
経歴:ミネソタ大学ツインシティーズ校のリベラルアーツ学部の准教授で、アフリカ系アメリカ人研究学科の学部長を務める。

３つの要点

要点１
学ぶことを恐れずに取り組むことが重要である。
要点２
黒人の本を読むことで新たな世界が広がり、学びへの愛を深めることができる。
要点３
黒人の学生への教育において緊急性があり、彼らをインスパイアし、関係を築くことが重要である。

要約

恐怖心を克服し、学びへの愛を育む方法
中学生の頃、私は学ぶことを恐れていました。学校に行くことも楽しめず、読書に喜びを見出すことも苦労しました。しかし、すべてが変わったのは黒人研究の力を発見した時でした。高校では、さまざまな困難に直面しました。周囲とのつながりを感じず、黒人のアイデンティティの発展にも苦労しました。しかし、黒人の本を読み始めたことで、まったく新しい世界が広がりました。これらの本は私の歴史や文化、黒人が直面してきた困難を理解するのに役立ちました。黒人の本を読むことで、学ぶことがわくわくするようになり、解放されるように感じました。もはや単なる事実の暗記ではなく、自分のルーツを探求し、世界での自分の場所を見つけることになりました。読む量が増えるにつれて、ますます学びへの愛が深まっていきました。

黒人の本の変革的な役割
黒人の本を読むことは私の人生に変革をもたらしました。マルコムXの自伝、チャンセラー・ウィリアムズの「黒人文明の破壊」、マヤ・アンジェロウの「鳥かごに囚われた鳥はなぜ歌うのか」などの本は、黒人アメリカの状況についての私の疑問に答えを提供してくれました。これらの本は私を街頭から遠ざけ、学業に集中させてくれました。方向性と目的を与えてくれました。学びへの欲求をかき立て、最終的には博士号を取得するのにも役立ちました。

教育における黒人の経験への緊急性
黒人の学生は教育において多くの課題に直面しています。卒業率が低く、読み書きや数学の能力も不足していることがよくあります。学校から刑務所へのパイプラインは現実の問題であり、黒人や茶色の学生を教育しないことの結果は生死にかかわる問題です。医者が体を再調整する責任があるように、教育者には心を再調整する責任があります。黒人の学生をインスパイアし、やる気を起こさせることが重要です。彼らの人種的な現実を理解し、学生と教師の間のより強い関係を築くことも重要です。

黒人の経験を教える障壁の克服
カリキュラムに黒人の経験を取り入れることを妨げる障壁があります。それを実現するための知識、意欲、行政のサポートが不足している人もいます。また、白人の親からの反発や恐怖もあります。しかし、民族研究の運動はここにあり、それに抵抗することは歴史の誤った側にいることを意味します。州の教育委員、地区のリーダー、校長、教師は、自分たちの良い仕事が消えてしまうことを許してはいけません。彼らは人種の違う学生の変革的な経験に耳を傾け、黒人の経験の力を私たち全員を再生させ、結束させることを認識する必要があります。

▼今回の動画