2023.09.28

TEDx要約:学びの再構築

marugotoyoten

国際テクノロジー教育協会（ISTE）のCEOであるであるリチャード・E・クラタが「学びの再構築」について語りました。この動画の要点と要約をまとめました

スピーカー

リチャード・E・クラタ

専門分野:教育技術
経歴:元ロードアイランド州の最高イノベーション責任者、元アメリカ教育省教育技術局長（2013-2015）

３つの要点

要点１
技術を使って学び方を変えることが重要である。
要点２
異なるニーズや興味を持つ生徒を個別に扱うことが必要である。
要点３
技術は教育を誰にでもアクセス可能にする力を持っている。

要約

教育におけるデジタル格差
この記事では、教育におけるデジタル格差について話したいと思います。ただし、技術へのアクセスについてではありません。私が言いたいのは、技術を使って学び方を変える人々と、同じ古い方法で使う人々との間の格差です。私たちは、黒板や教科書を置き換えるためだけに技術を使うだけでなく、より良い質問をし、教育において完全に新しいことをするために技術を使う必要があります。

教育の課題
現在の教育には、技術が解決に役立つ3つの大きな課題があります。1つ目の課題は、異なるニーズや興味を持つ生徒を同じように扱っていることです。これは公平ではありません。2つ目の課題は、固定されたスケジュールで個別の学習を許さないことです。一部の生徒は進む準備ができているのに引き止められています。他の生徒は追いつくのに苦労しています。3つ目の課題は、成績などのパフォーマンスデータが生徒にとって有用なタイミングで提供されないことです。これらのことを変える必要があります。

技術がどのように役立つか
技術は、個別の学習を実現することでこれらの課題を解決するのに役立ちます。リアルタイムで生徒にフィードバックを与えることができるため、彼らは自分の進捗状況や立ち直り方を見ることができます。また、生徒が自分のペースで学習できるようにすることで、急かされたり引き止められたりすることなく学ぶことができます。技術は生徒が学びたい方法について選択する力を与えます。また、専門的なツールを使って意味のあるプロジェクトを作成することも可能です。

教育における技術の力
技術は教育を誰にでもアクセス可能にする力を持っています。大規模公開オンラインコース（MOOC）は、世界中の何百万人もの生徒に学習の機会を提供しています。技術を使うことで、デジタル格差を埋めることができ、教育についての考え方を完全に変えることができます。教育省はこれに取り組んでいますが、教師、開発者、生徒、保護者の協力が必要です。私たちの生徒はより良い教育を受けるに値しますし、技術はそれを実現することができます。

▼今回の動画