2023.08.30 2023.09.03

TED要約:なぜあなたは気候活動家になるべきか

marugotoyoten

ドイツの気候活動家であるルイーザ・マリーノイバウアーが「なぜあなたは気候活動家になるべきか」について語りました。この動画の要点と要約をまとめました

スピーカー

ルイーザ・マリーノイバウアー

専門分野:気候変動
経歴:ドイツの学生気候ストライキ運動の主要な組織者の一人であり、パリ協定を遵守し超える気候政策を提唱し、持続可能な成長を支持しています。同氏はAlliance90/TheGreensとGreenYouthのメンバーです。

３つの要点

要点１
気候変動は緊急性を持っている。
要点２
パリ協定の失望を伝える必要がある。
要点３
中学生にも気候活動家になることの重要性を伝える。

要約

気候変動の緊急性の発見
思春期の頃、私は温室効果について初めて学びました。その時、気候危機の重大さに驚きました。データは、私たちが自ら作り出した災害に向かっていることを示していました。私はこの状況の重要性と大局を理解しました。私たちが直面している危機は、単にCO2濃度の上昇に関するものではなく、人類が地球上で最も破壊的な力になっていることにも関わっています。中学生でも理解できるように、この問題の深刻さを伝えることが重要です。

パリ協定の失望
パリ協定が生まれたことで希望が生まれましたが、署名後も状況は改善されませんでした。意思決定者や産業界は、気候変動に対処する緊急性を無視し、通常の業務を続けました。再生可能エネルギーの導入は進んでいますが、まだ十分に速く進んでいません。気候グラフは記録を更新し続け、世界の排出量は過去最高です。中学生にもわかりやすく伝えるために、パリ協定の失望を伝えることが重要です。

気候活動家になること
私は圧倒され、失望しましたが、国連の気候変動会議に参加することにしました。そこで、グレタ・トゥーンベリと共に気候ストライキに参加し、この危機を他の誰かが解決してくれるわけではないことを実感しました。私はベルリンに戻り、志を同じくする仲間たちと共に「フライデーズ・フォー・フューチャー」運動を始めました。私たちは抗議活動の組織化に経験がなかったのですが、私たちは違いを生み出す決意を持っていました。中学生にも気候活動家になることの重要性を伝えることが必要です。

個々人の役割
気候危機に対処するためには、集合的な取り組みが必要です。誰もが気候活動家になることができて、自身の影響力の範囲で変化を提唱することができます。気候活動家の概念を再定義し、それが選ばれた一部の人々に限定されていないことを認識する必要があります。私たちは自分たちの快適ゾーンを抜け出し、力を合わせ、真剣に取り組むことで、解決策の一部になることができます。これは困難な課題ですが、同時に、気候危機を乗り越え、次世代のために地球を守る未来を形作る機会でもあります。中学生にも個々人の役割を伝えることが重要です。

▼今回の動画