2023.09.16

TEDx要約:ブリティッシュコロンビアの歴史

marugotoyoten

カナダの政治家であるサム・サリバンが「ブリティッシュコロンビアの歴史」について語りました。この動画の要点と要約をまとめました

スピーカー

サム・サリバン

専門分野:政治
経歴:カナダの政治家であり、バンクーバー市長を務めた。現在はグローバル市民政策協会の会長を務めている。

３つの要点

要点１
過去を理解することが自分自身を理解するために重要である。
要点２
バンクーバーはかつてコロンビアの首都であり、多文化社会と先住民族への尊重によって成功を収めた。
要点３
国境の争いにより、コロンビアとその90%の人々とインフラが放棄され、新たなバンクーバーが誕生した。

要約

タイトル1:歴史を通じたアイデンティティの探求
私は常に自分が誰であり、どこから来たのかを知りたいと思っていました。その答えを見つけるために、私はバンクーバーとブリティッシュコロンビアの歴史を調べてきました。実は、私たち自身を理解するためには、過去を理解することが重要なのです。現代のブリティッシュコロンビアは、黒人と先住民の女性によって創設されたことを知っていましたか？そして、フランス語が最初の公用語だったことを知っていましたか？古いバンクーバーの多文化主義と世俗主義の性質が、私たちの現代社会を形作っています。私たちの歴史を探求することで、私たちは自分自身のアイデンティティを発見するのです。

タイトル2:失われたコロンビアの首都
1850年以前、ブリティッシュコロンビアはコロンビアと呼ばれ、その首都はバンクーバーでした。バンクーバーは、30以上のコミュニティを統治し、西海岸の文化の中心でした。最初の学校、図書館、病院があり、芸術家や科学者を支援していました。バンクーバーの成功は、多文化社会と先住民族への尊重によるものでした。しかし、国境条約により、コロンビアとその首都は放棄されました。これが新たなコロンビアと新たなバンクーバーの道を開くことになりました。

タイトル3:国境の争い
米国とカナダの国境を確定することは容易ではありませんでした。当時の米国大統領ポークは奴隷制を拡大し、メキシコ攻撃に集中するために北部の国境を解決する必要がありました。交渉は始まりましたが、コロンビア川の北にはアメリカ人は住んでいませんでした。ポークは49度線を出発点として提案しましたが、イギリスの大使は拒否しました。最終的に条約が批准され、コロンビアとその90%の人々とインフラが放棄されました。その後、米国はメキシコに宣戦布告し、北部の獲得を相殺するために土地を併合しました。奴隷の子孫であるジェームズ・ダグラスは、バンクーバーを離れてビクトリアに移住し、コロンビアの存在を思い起こさせる地名の残る土地を後にしました。

タイトル4:新たなバンクーバーの誕生
古いバンクーバーが放棄された後、新たなバンクーバーが北部に興りました。新たなバンクーバーは、カナディアン・パシフィック・レールウェイの建設において重要な役割を果たしたウィリアム・ヴァン・ホーンによって名付けられ、ストラスコーナ卿への敬意を表しています。両方のバンクーバーは、産業、商業、文化、教育の中心地でした。チヌーク・ワワが広く話される多様な文化の場でもありました。新たなバンクーバーは、失われた首都の理念と価値を継承することを目指していました。初期の測量士や計画者であるムーディ大佐やエドマンド・ガンターは、この地域を形作り、都市生活の枠組みを確立する上で重要な役割を果たしました。

▼今回の動画