2023.10.04

TEDx要約:KLでのTEDx

marugotoyoten

マレーシアの映画監督、作家、脚本家であるヤスミンビンティアフマドが「KLでのTEDx」について語りました。この動画の要点と要約をまとめました

スピーカー

ヤスミンビンティアフマド

専門分野:広告、映画
経歴:ユーモアと感動が詰まったマレーシアのテレビCMや映画で知られる。特に国営石油・ガス会社のペトロナスのCMは、異文化間の壁を超えた作品として評価されている。彼女の作品はマレーシア国内外で数々の賞を受賞している。マレーシアでは、彼女の映画はイスラム教の厳格な解釈を持つ社会保守派から「禁止」とされる出来事や関係性を描いているため、非常に論争を巻き起こした。彼女はマレーシア映画の「最初の」ニューウェーブの中心的な存在であった。

３つの要点

要点１
カリスマ性に基づいて俳優を選ぶことが重要である。
要点２
映画製作者としての観察と後退することが必要である。
要点３
空っぽの器であることの教訓を受け入れることが大切である。

要約

カリスマ性に基づいて俳優を選ぶこと
私の映画で俳優を選ぶ際、具体的なプロセスはありません。私は映画製作者よりも映画のアマチュアだと思っています。しかし、ギリシャの映画祭で有名なプロデューサーと詩人から学ぶ機会があり、魅力の重要性が強調されました。彼らの洞察に触発され、私は自然なカリスマ性を持つ俳優を探すようになりました。私はカリスマがキャラクターをスクリーン上で生き生きとさせる鍵だと信じています。俳優が特別な何かを持っているとき、それは彼らの演技に輝き、観客を魅了します。だから私の映画では、内在的な魅力を持つ俳優を見つけ出し、彼らが役柄で輝けるように努めています。

映画製作者としての観察と後退
脚本家兼映画製作者として、後退して観察することの重要性を学びました。私は俳句や黒澤明、小津安二郎などの偉大な映画製作者からインスピレーションを受けています。彼らは映画製作が私自身のアイデアやエゴだけでなく、物語とキャラクターに奉仕することだと教えてくれました。私は周りの世界を観察し、宇宙の知恵に開かれることで、自分自身よりも偉大なものを創造することができます。私は空っぽの器になることを目指し、インスピレーションを受け取り、意味のある物語をスクリーン上で生み出すことを心掛けています。だから、映画製作者として、後退して物語が自然に展開するのを受け入れる芸術を受け入れています。

空っぽの器であることの教訓
映画製作者としての旅で、空っぽの器であることの知恵を理解しました。老子の言葉は、自分自身を空にし、観察者であることを語っており、私に深く響きます。私は、謙虚で受け入れることによって、創造の流れにアクセスし、真実で本物の作品を生み出すことができると学びました。映画製作についてすべてを知っていると思うのではなく、私はインスピレーションを受け取るための空っぽの器になることを選びます。これによって、心からの真実で物語を生み出すことができます。空っぽの器であることの教訓を受け入れることで、私は観客の心に触れ、持続的な影響を与える映画を創造することができます。

傲慢さを捨て謙遜を受け入れること
私のスピーチの最後に、創造的なプロセスにおける謙遜の重要性について考えてみたいと思います。私は頼りになるムハンマドの教えについての話を共有したいと思います。彼は傲慢さと自己重要性を捨てる必要性を強調しました。彼は最も困難な戦いは自分自身の中にあり、エゴを手放し、より大きなものの一部になることだと信じていました。私は映画製作者として、この謙遜を作品に体現しようと努めています。私は各プロジェクトに対して開かれた心と学びの意欲を持って取り組んでいます。傲慢さを捨て謙遜を受け入れることによって、私は単にエンターテイメントを提供するだけでなく、より思いやりのある理解のある世界に貢献する映画を創造することを願っています。

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