2023.09.21

TEDx要約:私の試練と苦難

marugotoyoten

マレーシアの第10代首相であるアンワル・ビン・イブラヒムが「私の試練と苦難」について語りました。この動画の要点と要約をまとめました

スピーカー

アンワル・ビン・イブラヒム

専門分野:政治
経歴:マレーシアの政治家であり、2022年11月から第10代首相を務めている。2008年から2015年までと2020年から2022年までの間、野党の指導者を務めた。2020年5月からはパカタン・ハラパン（PH）連合の議長を務め、2018年11月からは人民正義党（PKR）の2代目党首となった。また、2022年11月からはタンブン選挙区の国会議員でもある。1982年から1998年までの間、マハティール・モハマド元首相の下で副首相や多くの閣僚職を務めた。マラヤ大学卒業後、アンワルは学生組合ペルサトゥアン・ケバンサアン・ペラジャール・イスラム・マレーシア（PKPIM）の会長や、若者組織アンガタン・ベリア・イスラム・マレーシア（ABIM）の創設者の一人として政治キャリアをスタートさせた。

３つの要点

要点１
アンワル・イブラヒムは、民主主義、自由、正義の原則に忠実であり続けている。
要点２
アンワル・イブラヒムは、改革のために闘い続け、国際的な連携や市民社会組織の支援を受けている。
要点３
アンワル・イブラヒムは、若者の支持を得ながら野党を指導し、正義と改革の闘いに忠実である。

要約

アンワル・イブラヒムの活動と拘束の旅
私はアンワル・イブラヒムと申します。マレーシアの元副首相であり、現在の野党指導者です。私の旅は、学生指導者や社会活動家としての経験から、悪名高い内部治安法による拘束まで、数々の挑戦に満ちていました。それでもなお、私は民主主義、自由、正義の原則に忠実であり続けています。

改革と変革の闘い
権力を握っていた間、私はマレーシアの成長する不平等に対処し、大きな変革を実現しようとする試みに抵抗を受けました。腐敗した者たちは私の取り組みに反対し、私は逮捕され、暴行を受けることさえありました。しかし、国際的な連携や市民社会組織の支援を受けながら、私は改革のために戦い続けました。刑務所での数年間は、考察や読書、歌唱などに時間を費やしました。ネルソン・マンデラなどの世界の指導者からの支援と励ましにより、私は釈放されることができました。

野党指導と教育
釈放後、私は教育、卓越性、道徳性という価値観を共有するジョージタウン大学で教鞭を執る機会を得ました。しかし、私は2008年の総選挙でマレーシアに戻り、野党を指導することを決意しました。メディアの報道不足などの課題に直面しながらも、私たちは大きな支持を得ました。自由で公正な選挙を求める若者の役割は重要であり、彼らの支持は「アンワル・カム・イン・ブラック」などの運動で明らかでした。後の選挙での挫折に直面しながらも、私は正義と改革の闘いに忠実であり続けます。

帰国の選択と信念の力
現在、私は同性愛の罪で5年の禁固刑の有罪判決を受けています。マレーシアに戻らずに済む選択肢があるにも関わらず、私は自由、民主主義、法の支配を信じるマレーシア人のために戦い続ける責任を感じています。マレーシア人と国際社会からの支援に感謝しています。私の事件の結果には楽観的ですが、必要ならば刑務所に戻る覚悟もあります。民主主義と正義のための闘いは信念の問題であり、妥協することはできません。

▼今回の動画