2023.09.23

TEDx要約:グリズリーからの贈り物

marugotoyoten

アメリカのブルースとフォークの歌手、作曲家、ギタリストであるチャールズ・ヘンリー・”ケイシー”・アンダーソンが「グリズリーからの贈り物：ケーシー・アンダーソンのTEDxBozemanでのプレゼンテーション」について語りました。この動画の要点と要約をまとめました

スピーカー

チャールズ・ヘンリー・”ケイシー”・アンダーソン

専門分野:音楽
経歴:1959年から1976年まで、ElektraやAtcoなどの様々なレーベルで10枚のアルバムと約15枚のシングルを録音しました。

３つの要点

要点１
野生生物を単なる集団や種として見るのではなく、彼らの個性を理解することが重要である。
要点２
動物も感情を持っており、私たちと同じように感じることができる。
要点３
野生生物の感情的な生活を認識し、評価する時が来ている。

要約

個体としての野生生物を認識する
私たちは野生生物を、単なる集団や種として見ることが多いですが、犬がそれぞれ個性を持っているように、野生生物もそれぞれ独自の個性を持っています。わずかな行動に基づいて、一部の個体を大げさに報道することで、種全体を判断するのではなく、彼らの個性を理解する時間を取るべきです。彼らの独自性を認識することで、私たちは思いやりを持ち、彼らを保護するために取り組むことができます。

動物も感情を持っています
バイソンなどの動物も、私たちが見落としがちな感情を持つことができます。イエローストーン国立公園で、私は一頭のバイソンが仲間の死を悲しんでいるのを目撃しました。彼らは嘆き、舐め、死体を持ち上げようとし、深い悲しみを示しました。これによって、私の野生生物に対する感情のなさという認識が変わりました。動物は私たちが思っているほど愚かではありません。彼らも私たちと同じように感情を感じることができます。この認識は、私が野生の動物全てを見る方法を完全に変えました。

グリズリーベアのブルータスとの絆
グリズリーベアのブルータスを育てることで、私は動物の感情の深さについて多くを学びました。子グマの時から哺乳瓶で育て、大人になってからはお腹を撫でることで、私たちは深い絆を築きました。特定の瞬間に、彼の目を見つめると、涙を見ました。この経験によって、なぜ私たちはすべての動物に同じような感情を帰属させないのかと疑問に思いました。もしブルータスがこのように感じることができるのなら、なぜクマやピューマ、ヘラジカなども感じることができないのでしょうか。私たちはすべての動物の感情的な生活を認識し、評価する時が来ています。

自然の内面の美を発見する
自然の美は外見だけでなく、私たちがこの地球と共有する生物の心、思考、魂にも存在します。私たちはしばしば海の深みや宇宙の広がりを探求しますが、動物の心の中にある無限の未知の領域を見落としがちです。私たちは心と思考を開き、自然の内面の美を真摯に評価し、それにふさわしい尊重を示す時が来たのです。私たちの野生生物を構成する個々の個体を受け入れ、将来の世代のために保護しましょう。

▼今回の動画