2023.08.30 2023.09.03

TED要約:読書の癒しの力

marugotoyoten

アメリカのキュレーター、作家、美術史家であるであるミシェルクオが「読書の癒しの力」について語りました。この動画の要点と要約をまとめました

スピーカー

ミシェルクオ

専門分野:絵画と彫刻
経歴:2018年から現在、ミシェルクオは近代美術館の絵画と彫刻のキュレーターである

３つの要点

要点１
読書は、人間のつながりの共有された世界を提供してくれる。
要点２
読書は、個人的な体験でもあり、孤独を感じることもある。
要点３
読書は、個人同士の隔たりを埋め、平等と親密さの瞬間を創り出す力を持っている。

要約

読書の力とその限界
このスピーチでは、読書が私たちの人生を変え、個人同士のつながりを作り出す方法について話したいと思います。読書は、人間のつながりの共有された世界を提供してくれますが、同時に孤独で個人的な体験でもあります。中学生でも理解できるように、私の人生に深い影響を与えた作家は、アフリカ系アメリカ人の小説家であるジェームズ・ボールドウィンでした。私はボールドウィンに頼り、社会変革に関心を持つアジア系アメリカ人の作家がいないという空白を埋めました。しかし、彼の言葉は私を挑発し、告発し、私がどこに属しているのかを問いました。

ミシシッピデルタと変革への欲求
ハーバード大学で法学を修了した後、私は自分自身と自分の努力をどこに向けるかという決断を迫られました。アフリカ系アメリカ人が自らの権利を求めて闘ってきた強力な歴史によって形成されたミシシッピデルタは、私が変化をもたらせる場所だと信じていました。しかし、到着してみると、貧困に苦しむ人種差別のある共同体が広がっていました。私が配置された学校には、図書館や進路指導カウンセラーなどの必要なリソースが不足していました。中学生でも理解できるように、私は助ける決意を持っていた私は、パトリックという名前の生徒と出会いました。彼は2度留年し、様々な理由で学校に通うのが困難でした。

パトリックとの旅と文学の力
困難にもかかわらず、私はパトリックを学校に通わせることを使命としました。忍耐と楽観主義を持って取り組んだ結果、私は成功し、彼は私のクラスで輝き始めました。しかし、法学校を卒業する直前に別のジレンマに直面しました。ミシシッピデルタに留まるか、名門の法律キャリアを追求するかを迷っていました。最終的に私は後者を選びましたが、3年後、私は衝撃的なニュースを受け取りました。パトリックが致命的な喧嘩に巻き込まれたのです。罪悪感に苛まれ、彼は学校を中退し、新生児の娘にがっかりしたと感じていました。

読書の影響と私たちの間の不平等
内なる声に駆られ、私は法学校を卒業した後、ミシシッピデルタに戻りました。私は刑務所でパトリックを訪ね、彼に娘への手紙を書くように勧めました。詩やフレデリック・ダグラスの回顧録、マリリン・ロビンソンの「ギリアド」などの共有の読書体験を通じて、パトリックは書く意欲を取り戻しました。読書は彼に愛と想像力を表現する言語を提供しました。読書がパトリックの問題をすべて解決したわけではありませんが、彼の内なる世界を豊かにし、勇気を与え、私たちの関係を変える力を持っています。最終的に、読書は個人同士の隔たりを埋め、平等と親密さの瞬間を創り出す力を持っています。

▼今回の動画