2023.08.03

TED要約:2年で100万本の木を植える都市

marugotoyoten

フリータウン市長であるヨヴォンヌ・デニーズ・アキ・ソーヤーが「2年で100万本の木を植える都市」について語りました。この動画の要点と要約をまとめました

スピーカー

ヨヴォンヌ・デニーズ・アキ・ソーヤー

専門分野:財政・公共サービス
経歴:ヨヴォンヌ・デニーズ・アキ・ソーヤーは、シエラレオネの政治家であり、財務専門家です。彼女は現在、シエラレオネの首都であるフリータウンの市長を務めています。2018年5月11日に就任しました。フリータウン市議会のトップになる前、アキ・ソーヤーは英国の金融・専門サービス業界で広範に活動していました。また、2014年のエボラ対策やその後の復興プロジェクトなど、英国とシエラレオネでの慈善活動や公共サービスプロジェクトにおいて、先駆的または重要な役割を果たしてきました。

３つの要点

要点１
シエラレオネの環境危機は、エボラ後の森林破壊と気候変動の影響を目撃している
要点２
フリータウンでは住宅圧力と非公式居住地が土砂崩れを引き起こしている
要点３
フリータウンのイニシアチブでは2年で100万本の木を植えることを目指している

要約

シエラレオネの環境危機についての紹介：エボラ後の森林破壊と気候変動の影響を目撃して
2015年、エボラの流行が終わった後、私はシエラレオネのフリータウン郊外のグラフトンロードを車で走っていました。初めて周囲に注意を払い、かつての豊かな緑の森林が消えてしまったことに深く悲しみを感じました。荒れ果てた丘は、美しさの喪失だけでなく、私の街、私の国、私の大陸での気候変動の現実的で直接的な影響の象徴でした。シエラレオネは現在、農地の荒廃と農村地域から都市への移住による極端な気象パターンに直面しています。

都市の闘い：フリータウンの住宅圧力、非公式居住地、およびそれによる土砂崩れ
120万人の都市であるフリータウンでは、住宅需要の圧力と開発の不十分な管理が20年間にわたり70以上の非公式居住地の出現をもたらしました。これにより、大規模な森林破壊が引き起こされ、2017年8月にはわずか5分以内に約1,000人の命を奪った大規模な土砂崩れが発生しました。私にとっては、森林の喪失は単なる美的な問題ではなく、生死にかかわる問題であることが明確でした。この認識は私が市長に立候補する決断に重要な役割を果たしました。

緑のイニシアチブ：フリータウンの野心的な計画-2年で100万本の木を植える
2018年にフリータウンの市長になって以来、私のお気に入りのイニシアチブの1つは、再びフリータウンを木の街にすることです。2022年末までに植生率を50％増やすことを目指し、2年間で100万本の木を植えることを目指しています。最初の50万本の苗木は今年の雨期に植えられ、家庭から学校、オフィス、公共スペースまで、誰もが参加できるようになりました。私たちはさらに、Treetrackerアプリを作成し、フリータウンの誰もが木の管理人になり、この共同の取り組みに参加できるようにしました。これは単なる植樹にとどまらず、成長させ、各人をプロセスの一部にすることです。

結論：地球規模の変化への小さな一歩-フリータウンの気候影響の軽減と参加への招待
100万本の木は気候変動を解決するわけではありませんが、土砂崩れや洪水のリスクを減らし、生物多様性を再導入し、水源を保護し、地球の炭素吸収に貢献します。このイニシアチブは、フリータウンがより広範な気候危機を緩和するための控えめながら重要な一歩です。変化は既に見えています-蝶が公園に戻ってきています。おそらく私たちが住んでいる場所に関係なく、フリータウンの手本に倣っていくつかの木を植える時が来たのかもしれません。ありがとうございました。

▼今回の動画